あけてくれ

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【伝説】水曜どうでしょう 藤村D・嬉野Dが四国八十八か所の怪現象の真相語る

この話はほかの人の話をまとめたものです。

【伝説】水曜どうでしょう 藤村D嬉野D四国八十八か所の怪現象の真相語る

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Photo by:n************************m/写真AC

水曜どうでしょう』の企画「四国八十八ヶ所Ⅱ」。

2000年4月12日から5月3日かけて放送され、DVDでは第19弾に収録された同企画は、四国八十八ヶ所巡礼を弾丸スケジュールで強引に達成するというものだ。

 

 前年に行われた第1弾ではわずか3泊4日、時間にして74時間という超短時間で完全巡礼を敢行し、大泉洋が体調を崩すなどの犠牲を払いながらも失敗*1。 その失敗を受けて、通行止めを避けるために春にスケジュールを設定、日数を前回よりも1日増やした4泊5日で巡礼を行った。

 

その顛末についてはDVDをチェックしていただくとして、今回、ここではその放送内で語られた「怪奇現象」の存在について嬉野D(ディレクター)自身の口から語られたので、それをまとめたい。気になる方は続きを読む、をクリックしていただきたい。

(すでにご存知の方も多いかもしれないが、未だに視聴者から質問が続いている状況のようなので、まとめる)

 

 

 

 

 

怪奇現象の概要

まずは、怪奇現象の概要を説明しよう。

番組内で語られた内容はこうだ。

 

事件が起きたのは、ロケ4日目の深夜に巡礼した79番・天皇寺高照院でのこと。

大泉洋が79の番号をコールしながらカメラの前でロケを行っていると、カメラがその場にいる誰も聞いたことのない異音を上げた。ロケ自体はなんとか無事に終わったが、後にカメラを回していた嬉野Dに話を聞いてみると「撮影したはずの映像が映っていない」と言う。

藤村Dが「そんなはずないだろう」と言ってみるが、嬉野Dがそういうのでその場では機材トラブルとして話は終わり、再撮影するもそれもノイズが多く撮影ができなかった。

 

しかし、その後、嬉野Dはこっそり藤村Dにこう告白した。

「実は…映ってたんだよ」

 

嬉野Dによれば、実はあのときのロケの映像はちゃんとテープに記録されていたのだという。しかし、その映像に「映ってはいけないものが映っていた」ので、それをそのまま消してしまったというのだ。

 

 

何が映っていたのか

さて、番組では語られることのなかった「映ってはいけないもの」。

その正体は何だったのだろうか?

 

実はこのことは過去にトークショーやDVDの副音声にて語られているのだが、藤村D嬉野DYoutubeチャンネルにてあらためてその詳細が語られた。

www.youtube.com

 

以下がそのやり取りをまとめたものである(一部読みやすいように、発言は省略するなど編集した。発言の趣旨やニュアンスが曲がらないように注意している)。

 

藤村D温泉場でね。嬉野さんがパーッと近づいてきて

「実は四国なんだけどさぁ…、映ってないって言ったけどさぁ…映ってたんだよ」

って、言われた時にはドキッとして!

「も、も、ももう! 俺はこれ以上は! 知りたくねぇ!」って(笑)。

 

嬉野Dやっぱり面白かったからね。

実は「映ってた」となれば怯えるという。

それが面白かったもんだから、ついついね…そういう脚本を書いたけども。

いや、そんな大したことじゃない。

ただ、あんまり見ないなっていう画が写っていたから、消しちゃったというのはあるけども。

 

藤村D消しちゃったのは事実なんだもんね?(嬉野D同意)

巻き戻してね? そこに写ってたものは、どんなものだったの?

 

嬉野D暗い中で、大泉さんが「何番ナントカ寺」とかってやってるなかで。

テレビって走査線で描いているじゃないですか。

走査線が毛糸がほつれるみたいに、スーっと…(横にスライドしていくジェスチャー

あんまり見たことがないんだよ、そういうのは!

ジラジラジラっていうのはよく見たことあるじゃない? デジタルノイズ。

「スー」と一本ずつキレイに消えていくっていうのは、あんまり気持ちいいもんじゃないなって。消しちゃったんだよ。

 

藤村Dまあ、カメラの故障ですよね!

嬉野Dだと思うよ?

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これが走査線。NTSC方式ではビデオはこの走査線の光の移動によって映像を映し出している

 

 ちなみに、動画でも突っ込まれているように、その後、撮影クルーは車のエアコンの故障にも見舞われている。 

*1:「ロープウェイに乗れない」「冬季通行止め」などのアクシデントに遭って21番太龍寺、66番雲辺寺、60番横峯寺、20番横峯寺を巡礼できず、完全巡礼とはならなかった。